近藤誠/がん治療と健康診断のリスク

07 23, 2018


近藤誠/がん治療と健康診断のリスク -1
<画像は動画よりお借りしました。>

近藤誠/がん治療と健康診断のリスク


https://www.youtube.com/watch?v=GDYz5mBN9ec
2018/04/28 に公開
postmaster kondo-com

<動画からの文字お越しです、長~~い文章です。聞き誤りがあるかもしれません。興味がある~って方は、どうぞご視聴してくださいませ。聴いていると長くないが、文字にすると、超超長いです。>



こんばんは近藤です。皆さんようこそお越しくださいました。今回はいろんなテーマでお話ししますけど



まずは、ガンからです。
ガンに関してはご自身が乳がん体験者である方から質問が届いております。
手遅れの胃がんは早期発見すれば助かったのでしょうか?


これを掘り下げていくとガンに関するほとんどのテーマをカバーできるので、多少長くなりますけどもいちいち解説していきたいと思います。

まず答えるの内容は、親戚が胃がんで亡くなりました。
近藤先生の著書にある通り、本人に自覚症状がなく、70歳を過ぎていましたが、とても元気ではつらつとしていたのです。・・・による検診で、ガンを発見されてから手術と抗がん剤でみるみるやつれ一年しないうちに亡くなりました。
抗癌剤を始める前に、近藤先生の著書を渡しましたが、読んでくれませんでした。無念です。胃の腫瘍は1.5センチステージ1で胃の1/3を切除する予定でした。しかし術中にガンの胞子が飛んでいたとのことで、全摘となりました。

ここまで出てきた医学用語や胃がんの状態を説明をしときましょう。
尚この胃がんの男性を仮にBさんと言うことにしましょう。

Bさんの胃がんはステージ1、これは早期の胃がんです。
胃がんはステージ1~4まで・・・胃がんが発生するのは胃の粘膜からですが、粘膜にガンとどまっていれば、口から内視鏡を入れてそれで粘膜をはいて治すことが出来る。まあ、それが意味があるかは別問題ですけど、取り敢えずそういう方法が出来る。

で、ところが外科医は当初部分切除を企てました。
これはガンが粘膜にとどまっていなくて、粘膜の下に潜り込んでいるだろうと、そういう風に判断したからですね。
だからステージ1の中でも多少進行した状態になります。
で、Bさんの胃がんは大きさは1.5センチ小さいようですけれども、この中に癌細胞は30億詰まっている。お金ならいいんですけどね。

それでガンの胞子というのは、腹膜へ癌細胞が転移していることを意味しています
手術中に、目とか手で触って確認したことから、大きさは最低1ミリから2ミリあるだろうと思います。
1ミリの胃がんといいますとさらに小さいようですけれども、この中にガン細胞は100万個詰まっています
だから昨日今日に転移したモノではないわけですね。何年も前に転移している
そして腹膜転移が確認されると、進行度はステージ1からいきなりステージ4になります。ステージ2とか3をすっ飛ばしちゃんですね、それだけまぁ転移があるとたちが悪いと判断するわけです。そしてステージ4だとあとでも述べますけど、手術をしても大体全滅なので、通常手術はしません。

手術中にステージ4とわかると、そこで手術を中止するのが普通です。
ところがこの病院はBさんの胃を全摘した。なぜ全摘に踏み切ったのかは、理由は不明ですけれどもど、推測はできます。
えぇ、全摘したかった。あるいはここで手術を中止すると、手術代を請求できない。そういうような理由があったんだと思います。
えぇガン治療には、医療機関の経済的利益を追求するというビジネスの側面があると。そういう視点でもって医療行為を眺めると、いろいろ腑に落ちることが沢山あります。

さてお便りに戻ります。
胃の全摘後食べられなくなり半年後で再発、ガンが腹膜に種をまいたように散らばっていると、抗がん剤治療を開始し、その5カ月後に亡くなりました。

それでここからが質問になります。
もし胃カメラ検査を一年早く受け1センチ未満でガンが発見されていたら、間に合ったのではないか。と遺族は苦しんでいますが、結果は同じだったのでしょうか?早期発見は意味がないのでしょうか?
というのが質問の内容です。

結論から言いますと、Bさんは胃がんを発見するのが何年前であっても結果は同じでした。早く見つけるほど早く亡くなっていた。ということになります。

理由をこれから説明致します。
まず腹膜炎の転移というのはとても早い時期に生じています

Bさんの胃がんは、1.5センチ、その時1ミリか2ミリぐらいの転移があったと考えられる、で、これを、ま、大きさの比を10対1とすると、転移が生まれてからずーっと胃のガンと転移との大きさの比は10対1なんです。
で、そうするとBさんの場合胃がんが1ミリの大きさの時に転移は0.1ミリほどの大きさであったその場合1ミリの胃のガンというのはどうやっても発見できません、発見不可能です。0.1ミリの腹膜転移というのは尚更発見できない、手術をしても見落とします。でも0.1ミリの転移には、癌細胞が1000個も詰まっている
だからまぁ早期がんに限らないいですけど進行がんでも、ガンを取って胃袋を取って、手術中転移が見つからなかった。と言われても0.1ミリの腹膜転移を見逃していると、あとで再発してくる。これが手術は上手くいったけれども数年後に再発した、というような理由ですね

さて胃がんに限らず肺ガン乳がん前立腺がんなど、あらゆるガンの転移は、転移が生じる場合ですけど、極めて早くに生じます。
どの部位のがんでも、転移する物はその初発病巣、それぞれの臓器のガンが1ミリ以下のときに転移しています。だからいくら検診をしても、いくら早期に発見しても、もう起きている転移は防止することはできません。


これに対して、転移してないガンがあります。
検診で早期に見つけたガンが転移していない場合、そのガンは転移能力がないと考えられる


というのもガンの早期発見と言っても、見つかるガンは1センチから2センチぐらいの大きさはあります、最低でも。そうするとその腫瘍の中に癌細胞は、10億から100億ぐらい詰まっているそこに至るまでに転移できなかったガンは、転移する力がない、転移する能力がないと考えられる。転移能力がないとすると、それをほっといてももう転移してこない。見やすい道理ですね。
で、こういうものを、ガンと言っても本当に意味でのがんではない、皆さんが考えるようなガンではない。
真実のガンではないと言う意味でガンモドキと名付けました

ガンモドキもガンと診断されるんですよ、顕微鏡でみるとガンの顔つきをしている。顕微鏡で見るその診断と言うのは。人間でいえば人相の診断みたいなもんです。人間でも顔つきの悪い人いっぱいいますよね。だけど根は善良だったりする。一方で本当の悪人もいる。で、そういうそれらを両者を含めてたちの良いのも、たちの悪いのも含めてガンと診断している。
だからガンの中にはガンモドキがいっぱいあるんですね。そういうガンモドキというのはガンと診断されても、オデキやイボのようなもんです。だからガンモドキなのに発見されて手術されたり、抗がん剤を使われたりすると大損と言うことになります。
多少心苦しいですが、この中にガンと診断されて、再発転移がなくてよかったと、思っている方もいらっしゃると思いますけど、ま、一年ぐらいだとまだ分からないのですけど、5年10年たって再発がないとすると、それは殆どガンモドキですね。実は治療する必要がなかった、恐らくそういうことになります


話をBさんに戻しましょう。
腹膜転移と言うのは必ず複数あります。

手術中に見つかった腹膜転移がたとえ一個であっても、それより小さな目に見えないような大きさの転移が他に千個万個と潜んでいます。しかもそれぞれが胃がんが発生してから間もなくその部位に転移してたはずです。
つまりBさんが仮に数年前に胃カメラ検査を受けて、小さな胃がんを見つけても、腹膜転移が数千か所以上にあったはずです。だからどんなに早く見つけても治らないでもこのことは転移があれば必ず死ぬっていうことではありません。腹膜転移に限らないのですけども、転移があっても、それをそっとしておくと、体の抵抗力が働いて、転移がどんどん育つのを防いでいってくれるばあいが結構あるんですね。
ま、多少余談気味になりますけども、僕はこれまで肺転移が複数あって何年かするうちにそれが消えてしまった人3人ほど見ています。別に抗がん剤もしてないし、本人のいう所によれば、民間療法みたいのもやっていないと、そういうことでした。

話を戻すと、そういう腹膜転移があっても手術を受けなければ、何年も、場合によっては10年以上も、死なないで行くことが出来ます。
これに対して手術をすると、腹膜転移が暴れ出します
腹部の手術では必ずメスで、腹膜を切り裂きます。すると傷ついた腹膜の内部に癌細胞が潜り込み、急速に数を増やします。これは、傷がつくとそこの正常組織を治すような物質が体から出るんですね。で、サイトカインと僕は言いますけども、それが正常細胞を分裂されて傷を修復しようとする、この修復物質が癌細胞に働きかけて、勢いよく分裂させるんです。
で、ガン検診を受けるほど早死にしやすくなると言うことは胃がんに限りません。肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、前立腺がん、それぞれ検診で発見されると、手術や抗がん剤によって寿命を縮めます。

今日、ガンの多くは元気な健康な人がガンの検査を受けることによって発見されます。
もし元気な人への、癌検査、つまり職場検査、市町村が行う検診、人間ドックなどを日本で一斉に止めたら、日本で発見されるガンの数は半分以下になるはず。つまりガン患者が半数になる。そしてガン治療によって死ぬ人が大幅に減るので、日本のガン死亡の総数も大幅に減るはずです


でも世間の人々は勘違いしています。手術後に早々と亡くなった人と、ガンは怖いわねと思ってしまう。
このお便りの方の中にあるように、遺族はもっと早く見つければ救命できたのではないかと、愚かなことですけども、それが日本における社会通念です
しかし、Bさんは、早期がんを発見してなかったら、あと5年10年と生きられたことは確実です。
ガンが恐いのではないの、手術が恐いのです。そして手術のきっかけとなる検査が恐いです
お便りには「無念だ」ともありました。



別の方もこんな感想を寄せています。

「先生の著籍は必ず拝読しています。特に知りたいことは御本で知りえたと思っています。タダ自分がガンになった際に、現状では放置することを家族に説き伏せる難しさを感じています。」

そうですね、実際僕のセカンドオピニオンの外来に来られる方々を見ると、家族内の意見の不一致がある、意見がばらばらであると言うことがよくあります。でも意見が一致している方々も多い、そういう場合は決まって全員が僕の本を読んでいます。
本を読まないで反対するケースでは、意見が一致することはまず望み薄です。
そういう事情を感じ取ってでしょう、「家族に反対されるな」と思った方は、自分がガンだと診断されたことを、家族に隠して相談に来たりします。
元気な時に検診で発見されたガンは、放っておいても何事もないことが殆どなので、家族に一生気づかれないことが、これまた殆どです。ですから黙っているのは賢い方法だと思います。ともかくガンと診断されたことを家族に教える義務はないです。


さて次は抗がん剤治療について検討していきましょう。
Bさんに行われた抗がん剤治療は、役に立ったんでしょうか?

結論から言うと胃がんに抗がん剤は効かないし、命を縮めます。Bさんが早く亡くなったのについては抗がん剤の毒性も影響していた思います。

この方のお便りにはとても参考になることが書かれています。
読み上げます。
ところで嬉しいことがありました。私が14年前に乳がんを発症したときに、東大病院出身の元大学教授の主治医は、近藤先生のお考えを否定されていましたが、最近の診察でその主治医は、「抗癌剤は受けたくなければ受けなくても良いと、患者さんが決めればよいと、抗がん剤は効かない寿命を縮めるよ」とおっしゃいました。それで、びっくりしました。
近藤先生のおかげで抗がん剤治療の恐ろしさを早くから気づくことが出来、一生抗がん剤治療を受けないと決心できましたことに本当に感謝しております。と。
で、実は乳がんは、胃がん大腸がん、肺ガン等数あるガンの中で、抗がん剤が最も良く効くガンであるとされていました。その乳がんでも結局抗がん剤で命を縮めるのです。
尚、抗がん剤については、僕(近藤誠氏)のセカンドオピニオン外来のホームページで、解説しています。
重要医療レポートというコーナーがあります。そこで抗がん剤他、ガンでリンパ切除をする無意味さや、高血圧の治療等色々なテーマを解説しているので参考になると思います。

話を戻すと
この元教授の方は、なかなか率直で好感が持てます。
しかし疑問もあります。

「抗がん剤は効かない寿命を縮める」と言いながら、なぜ受けるかどうかは患者さんが決めればよいと言うのでしょうか?
患者さんが希望すれば抗がん剤治療をするのでしょうか?

抗癌剤は毒薬ですから、抗がん剤は効かず寿命を縮めると悟った医者は、自分の方から受け持った患者さんに「抗癌剤はやめなさい」と言わなければならないはずです、それが医者の倫理でしょう。

それなのに、元大学教授の様に、曖昧な言い方になるのは、なぜなのか?
これが一番の疑問ですね
その理由はめいめいで考えて頂きたいのですが、おそらくガン治療がビジネス化している事と関係がありそうです。外来には下のドクターがついていたり、ナースが横にいたりする、その前で、患者さんに抗がん剤は止めなさい、と次々に言いていくと、病院がその医者を首にするかもしれない。そういう背景があるんですね
さて以上でガンについては一段落です。



テーマを変えます
皆さんがどうしたら健康でいられるか、どうしたら長生きできるのかを考えてみましょう。

その点、薬や医者に頼らないようにしようと、考える人も多くなって来たようです。でもその代りビタミンであるとかプル・・・とかサプリ、漢方、水素水、野菜ジュースなど様々な物質に頼ります。
こういう物質を取ってらっしゃる方にはちょっと申し訳ないのですけども、
これら種々の物質には、より健康になるとか寿命が延びるという、医学的なデータは一切ありません、皆無です。それどころかある種にビタミンは多量にとると、中毒になったりガンが発生しやすくなったり、そういうことが分かっています。そういう無益、場合によっては有害であるのに料金が高い。
厳しいことを言うようですけども、サプリ等にお金を払ったら詐欺にあったのと同じです。テレビを見るともうそういう宣伝でいっぱいですよね。あれは詐欺ビジネスにマスコミが手を貸しているってことなんですね



ガンの光免疫療法というのが注目を浴びています
で、これについて質問があったんですけども、あまり長くなるとほかの質問が触れられないので、

短く言うと、これあんまり期待できません。
いくつか理由があるんですけど、一つだけ言うと、これは赤外線を使っているんですね。
赤外線て大体表面で吸収されちゃうん、だから外からかけても体の中には届かない
で、体の表面にあるガンなら2センチぐらいまでの深さならね届く、それは何とかなるけど、体の表面で2センチあると大体手術して取っちゃう、だから光免疫療法は出番はない。体の中にある、まぁ免疫療法と言ってもね、皆さん大体転移があったときと思いますよね、効果あるかどうか別にしてね。
だけれども体の全身に散らばったガンに転移に光を届けさせる方法がない
体の中に一か所あるだけのガンを、それだけであればやっつけることが出来るかもしれない。でも一か所だけあるガンだったら内視鏡治療かなんかで取っちゃえばいいの話で、意味があるかどうかは別にしてね。そういう風になりやすい、要するに結局出番がないってことですね。
報告された限りでは、ネズミの実験なんかでは効いているんだけど、それを人間に応用するときに問題があると言うことですね。えぇその、まだ実験段階で、日本人研究者が一生懸命やっているからあんまり言いたくないんですけどね、人の足を引っ張ることは・・・



さて血糖値に関する質問があります。
食後の血糖値が高いせいか、薬も飲んでもいないのに、食後に低血糖で不快になります、で気分が悪くなります。薬を使わない血糖値のコントロール法を教えてください。

これは物を食べた後に血糖値が下がると言うのは、食べ過ぎなんですね。
ちょっと理屈を説明するとね。
あの、まず食べると糖分に反応して糖分が吸収されて、血中の血糖値が高くなる。
高くなるだけだったら何も気分が悪くならないのです。だけど体が反応して、その血糖値を下げるためにインシュリンが出るんです。インシュリンがワーッとでるから血糖値が下がりすぎる。血糖値が下がると今度は体がねまた反応して血糖値を上げるホルモンを、副腎皮質ホルモンだとかグルカゴンだとかいろんな血糖値をあげるホルモン、ホルモン多いんですよね、これがいろいろでるから副作用で気分が悪くなったりする。
まず血糖値がばーっと上がらないようにする。食事を工夫すると言うことが大事ですね。
血糖値が上がりやすい食物というのは当然糖分が入っているものですけども、糖分というのは炭水化物も一つですけど、同じ炭水化物の中にある食物繊維というのはね、これは吸収を遅らすんですね、糖分の。
だからサラダなんかを先に食べる、食事の場合ね。でまぁお年を召しているとちょっと難しいかもしれないけども、サラダに油をたっぷりかける、ドレッシングとかね、オリーブオイルとかその油が吸収を遅らせるんですね。
それを先に食べてその後に肉とかね、肉なんかはね糖分の吸収とか殆どないですからね、タンパク質を先に食べておくと、同じ量の糖分を取っても血糖値の上りは遅れます。そうすると共に糖分の摂取量をねある程度減らす。これは自分の体と相談して減らせばいいのですけどね。
あと何度も食事を作るのが難しいかもしれないけど、食事を小分けにすると言うのも大事ですね。一日3食でそれでも低血糖が出るんなら5食にするとかね、そんなことで調節してください。で、こういう話はやせ形の高血糖の人にも通用するんですね、そういうやり方と言うのはね。痩せていると同じ量の糖分を取っても血糖値は上がりやすい。
さっき言ったみたいな、誰でもインシュリンがワーッと出て低血糖になる訳じゃないから、やはり高血糖という状態だけになるんで、そういう高血糖を気にするのであればね、さっきお話しした様な食事の工夫をすると、で、糖質制限食を摂ればね、当然血糖値が下がるんですが、これも激しくすると寿命を縮めますから、ほどほどにしないと。

日本人の場合糖質食事全カロリーの60%と言われるけど、ちょっと多すぎるだろうね。40、50%ぐらいが良いんじゃないかなと思いますけどね
で、取り敢えず質問があったので答えたんですけども、
血糖値とか糖尿病に関してはね、元気な人が、血糖値を測る意味がないですよ。血糖値を測って少し高いと言われて医者に薬を飲まされたりすると寿命が縮みます。インシュリンなんか使うともっとすごい。
低血糖になってねそれで本当に死ジャンですね。

夜中に冷たくなってなくなるというのが良くあるんですが、えぇその元気な人に見つかった糖尿病を治療する研究っていうのは、いくらでもあるんですよね。ちょっと場合を分けて考えてくださいね。

例えばね、本格的な糖尿と言うのはね、その尿に糖が出て、それでその糖分が水を引っ張るから、尿量がものすごく多い、尿量が増えると喉が渇く、だからものすごく水分をいっぱい取る。それで体重が減っていく。こうなるとね治療しないと、亡くなるのは早いです、それは必要がある。
だけどそうい言う症状がない人が、血糖値が高いのを見つけて医者に糖尿病と言われてしっかり治療に励むと、早く死ぬ。
これまでの研究結果でね、そういった元気な人の糖尿病をしっかり治療して、寿命が延びたと言うデータは一つもありません。
しっかり治療すると早死にする人が増えるというデータはいくらでもあります。

だから血糖値もあんまり気にしない方がいいんですよね。測らないのが一番良い。



えー、そろそろまとめになりますけど、医療現場将来どうなっていくのでしょうか?

結論から言うと医療のビジネス化は一層促進されます。

なぜならば現在医師の数は年間4000人ずつ増えている。引退する人もいるけども、新しく医者になる人がそれ以上に多いから、4000人順道していますその一方日本の人口は減っていく、そうするとどうなるか、今までと同じことをやっていると、医者たちはだんだん貧しくなる。ね、だから患者さんの1人あたりの売り上げを増やすことにますます熱中するはずです。したがって医者が薬を沢山処方する現状も続くはずです。ますますひどくなるはず。

この解決策は当面ありません。日本が破綻したらね、解決するかもしれない。変な話だけど日本の経済がね、不振になって医療が破綻すると、逆に皆さんが健康になって長生きするかもしれない、逆説があるんですね。
ご清聴ありがとうございます。



index
社会毒に物申す人・集まりindex (主に人名で、そしてカテゴリー別に、)

  

近藤誠/がんでも苦しまず長生きするには

07 21, 2018


近藤誠/がんでも苦しまず長生きするには


https://www.youtube.com/watch?v=FUHiQlrzA1c
2017/03/12 に公開
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<動画からの文字お越しです、長~~い文章です。聞き誤りがあるかもしれません。興味がある~って方は、どうぞご視聴してくださいませ。聴いていると長くないが、文字にすると、超超長いです。>

これからするのはかなり理屈っぽい話なので、あまり受けないかと心配しているですが。
まずは、今日お話ししたいのは、さっきの話は、どうやって亡くなっていくかの話なんですなんですけども。
これからお話するのは、今元気な人が、今ちょっとガンを持っている人にはあまり相応しくない話かもしれないですけども、今取り敢えず元気な人が、どうやったらできるだけ長生きできるか、そういう話をしたいと思います


で、そのためには、皆さんの考え方をちょっと知っておく必要があるんですね。
これはあの、めいめいの方も自分がどういう風に考えているのか改めて確認した方がいい。ちょっといくつか質問に答えてもらいたいんですけど、う~んまず手をあげる練習をしましょう。さっきあんまり手が挙がってなかったように思うので、え、次の練習問題に「YES」という人は、手をあげてください勢いよく。
では自分が人間だと思っている人?全員上がりましたね。
これから3つ4つ質問しますけども、時間もないのでさっさと行きましょう。

まず自分の血圧の値を知っている人?
手をあげてください、、かなりいますね。

じゃぁお家に血圧計のある人?
8割くらいいるかな。

それでは、えー例えば職場での健康診断とか、市町村がするいろいろ健康診断あるいはガン検診、それから人間ドック何でもいいんですけど、
そういった健康の時の検査をまぁ毎年か時々受けていると言う人?
手をあげてください。かなりいますね。

次に仮定、想定問題ですけど。
そんな健康診断で、肺の検査でそういう写真を取ったら、何か影が出ている、職場の担当者とか市町村から異常な影が出ていますという知らせが来た。どっか病院へ行ってくださいと、精密検査してくださいと、
そういうお知らせが来た時に、私は行くと言う人は手をあげてください?
はぁい半分ぐらいいるかな。。で、質問は以上ですが、
結論を言うと今の4つの質問に「YES」と答えた数が多いほど早く死にます。


え~っと言うのはですね、

まず血圧からいくと
今血圧の値と言うのが、上が140ぐらいで高血圧と言われたりしますけども、それが低すぎる。昔はその人の正常血圧と言うのは、年齢に100を足したものが普通だと言われてたんですだから60歳だったら160、80歳だったら180まではね、薬は出さなかったんです。僕の親父は開業医でしたけどね、その頃はそんなもんだったんですね。だけど今は40歳の人も80歳の人も、上が140だったら薬が出て来る。そういう風に年齢によらずに無差別的に薬が出るから、なんと、日本人のですね半分近くが高血圧の薬を飲んでいる。これはっきり50歳で3割かな、70歳で半分は高血圧の薬を飲んでいますね。

ところが一方で、140になったら薬を出そうというね、基準を決めた高血圧学会というのがあるんですが、ここがそういう基準を決めた後で、大規模な臨床試験をしたんです、日本がね。
血圧が160以上の人を集めて、二つに分けて、降圧剤の強さを変えてそうして試験してみたんです。一つのグループは140~160の間になるように調節したんですね、薬を。もう一つのグループは、140未満になるようにした。それで何年か様子を見たら、140未満にした方が余計に死んでいると、そういうことをやっておきながら、皆さんには知らせずに、今でも140以上あると薬をどんどん出してそれ未満にしようとしているだから薬を飲んで病院を流行らせる代わりに皆さんには早く死んでくれって事なんです。

で、血圧と言うのはね、
あの皆さんの体が最適になるようにその値にしてるんです
歳を取ってくると、どうしても血管が固くなって細くなってくる、そうすると血液の流れが悪くなる、

それで何が一番問題かというと
脳に行く血液が減ってしまう。脳と言うのは人間の体の中で一番大事なんだけども、一番高いところにある。重さは体の重さの2%ぐらいしかないのです、脳の重さはね。
ところがそこに流し込んでいる血液の量っていうのは、体にいく全部の血液の15%、その15%を確保するために、一生懸命心臓が働いている訳ね。めいめいの血圧もその脳への血液を、それを確保するために必要な値になっている訳です。

それをわざわざ下げたらね血液、脳にいく血が少なるなるから、流れが悪くなって、例えばボケる、フラフラする、フラフラして倒れて足を骨折して寝たきりになって、早くに死んじゃう。血液の量が減ると、血が固まりやすくなる。そうすると血管の中で固まってしまって脳梗塞というのが起きる。それから薬の副作用でガンが起きたりする。

そういうことも、もうこれも日本人の比較試験で分かっている。
血圧の薬を飲ますのと飲ませないのと比べてみたら死亡率はどっちも変わらない。
ところが脳卒中が薬を飲んだ方が増える。ガンも4倍くらいに増えている
いろんなこともあるけど、そういう患者さんにとっての不都合は、医者は目もくれない。ともかく処方箋を書いて「飲め飲め飲め」、で、実際皆さんが血圧の事を気にしなくなったら、日本の医療は潰れるでしょう高齢者の半分が病院に行かなくなったら大変ですよ、それを一番恐れている


ということでえぇーこの問題は大きいんだけど、ちょっとこればっかりやっているとガンの話が出来なくなってしまう。

なので、ガンの話に行きますけど
まず結論を先に言っておくと、元気で、ご飯が美味しくて、快活に動けている、という人を健康な人と取り敢えずみましょう。
そういう健康な人に、健康診断でガンが見つかった場合どうするか、僕はセカンドオピニオン外来にくるガンの患者さんに進めているのは、
  「ガンと診断されたことを忘れる」
  「もう検査は受けない」
  「その医者に近寄らない」

これが一番安全に長生きできる方法です。
で、

これからはね、あのなぜそういうことを申し上げているのかの理由を説明します。
で、まず有名人の話をしましょう、そうするとある程度皆さんと共通の話題ができて、有名人でガンで闘病した方のね話をしましょう。
で、これは、まぁちょっと申し訳ないところもあるんだけど、ただ自分自身がガンだと言ってね、公表して亡くなられた場合とか、あるいは自分ではあんまり言わないんだけど.
亡くなり方が大きく報道されている場合などはね、それを説明しないでおくと世の中に誤解が広がるんですよね

例えば、大相撲の理事長をやっていた北の湖親方
これが一年ちょっと前(この講演は、17.2.25)になりますかね。2015年の九州場所で、急死しましたよね。
『で、直腸がんだったことは報道されている。貧血だったということも、酷い貧血で入院したと、入院したと思ったら多臓器不全というので亡くなっている。』
多臓器不全と言うのは多い臓器の不全ですよね、これは腎臓とか肝臓とか心臓とか肺とかいろんな臓器が一度にやられししまう状態ですけども、そういう報道だけぱっとあって、皆さんの聞いたことあるですよね。

これを聞いた時にどう思います?
その時に、、えぇ今日はちょっと知識が増えているから、一年ちょっと前に戻って、北の湖が死んだ、亡くなったことに多臓器不全で亡くなったと聞いた時に、ここでまた質問しますけどね。

ガンは怖いわねと思った人?
手をあげて、これだけですか?ガン恐くないの?急死しちゃたんだよ。

じゃ、残り人は治療が恐いわねと思った人?
同じぐらいですね手をあげてない人も大分いますね。

これはね、まず間違いなく抗がん剤の影響で亡くなったんです。

ガンで死ぬときはね、安らかに死ぬ、さっきも萬田さんがいっぱい実例見せてくれたけど、そんなに急死てないんですよね、大体予定されたようになくなる。

それから直腸ガンで、貧血がくることもないんですよね。あんまり骨に転移しないから、血液が作られなくなることはないんですよね、血液って大体骨で作られていますからね。
だから貧血があったと言うのは抗がん剤を飲んでいる、そういう風に医者は考えるわけです。
多臓器不全と言うのはその抗がん剤の副作用で貧血が酷くなったり、あるいは白血球が減って敗血症になったりすると多臓器不全というのはよく起きるんですよね。


だからここで覚えておいて欲しいのは、誰かガンを持っている有名人が急死したと聞いたら、それは治療のせいだと多くの場合は抗がん剤です。そう思って十中八九間違いがない。だから多臓器不全で死んだと聞いたらそれも抗がん剤のせいだと考えても間違いがない。この辺が分からないとねあの~有名人の死に方がよくわからないんですよ。
皆ガンのために死んでいると思っているんだけど、これから申し上げる人は、治療を受けなければ、今でも生きている人が何人もいた
例えば

渡辺淳一(作家)、、、前立腺がん
米長邦雄(将棋の名人)、、、前立腺がん
川島なお美、、、肝臓の中の胆管癌
中村勘三郎(歌舞伎俳優)、、、食道がん
坂東三津五郎(歌舞伎俳優)、、、膵臓がん、
千代の富士先代の九重親方、、、膵臓がん

これらの人に共通しているのは、皆人間ドックで見つかっている、元気な。それで手術を受けたり抗がん剤を受けたりして、パタッと亡くなってしまう。

例えば、中村勘三郎はね
これは手術を受けたために死んだんです、手術で死んだ。
あるところで奥様と同席した人がいるんですけどね、その人が僕に教えてくれたんですけど、奥様は医者に殺されたと言っていました。癌研の外科医です。
少し経過を振り返るとね
あの彼は人間ドックに毎年行ってて、よくよく注意しないといけないような小さな食道がんを見つけたんですね、そういう食道がんは僕もずいぶん相談にのてきたけど、放っておくとね、そのままか消えちゃう人もいるんですよね。大きくなってくる人も中にいるけども、なくなるまでに5年以上かかるんです、放っておいた場合ね。
ところが見つけ次第手術だと言うことになって、放射線治療を進めてくれる医者もいたんだけど、なんかその外科医に上手いこと言われて、手術を受けることになった。それで11時間とか12時間の大きな手術、胸も開けてお腹も開けて首のリンパ節も取って、で、次の日にはもう歩いたんですよね。
ある意味手術は成功だったんだけども、ところが、一週間目ぐらいに、小腸の中の消化液が逆流して、それが肺に入って、消化液だから肺を溶かしてしまった。でもうそうなると回復不能、色々人工呼吸器とかつけたけれども、それはもう治りっこないわけで、4か月後に亡くなったわけですよね。

その大きな原因は
結局食道がんの手術って食道をポッと取るんですね。その代わりに胃袋持ってくるから、逆流を防ぐ装置が無くなってくるわけです。胃の入り口、食道から胃に入るところと、胃から十二指腸へ出るところで、逆流を防いでいるんですよね。
ところが胃をスポンと筒状にして喉に縫い付けたもんだから、中身がざらっと上に上がってくる。
だけど普通の人だったら、上がってきてもね大体肺には入らないですよ。経験ある人もいると思いますけど、二日酔いになってね、朝になったらげーっと吐いていた。だけどべつにそれは肺に入らないですよね、それはこの、喉のところに器官に入るところに蓋があるんですね、物が入っていかない。
ところが頸部のリンパ節をいっぱい取ったもんだからその辺神経もいっぱいリンパ節にまとわりついている手術でいっぱい取ってしまう、そうすると蓋が閉まらない
空きっぱなしになっているところに消化液が押し寄せて来るから、肺の方にストンと入ってしまう。これは全く手術の原因とした死亡、術死と言います。
こういう術死がねとっても多いのです。危険なのは、内臓の手術は全部危険だけれども、部位によって危険度が多少違うんですよね。

比較的安全なのが大腸の手術、ここで比較的と言ったのはね、絶対に安全じゃないんですよ
例えば直腸がんの手術だと1%ぐらいは、100人に1人は手術一か月以内に亡くなりますから。だけど食道がんだとそれが数%、病院によってはデコボコがあるんですが、多いところは5%以上なくなっている。昔は95%が亡くなっている、手術で。今でもちょっと間違えれば直ぐに亡くなってしまう。

それから手術で危ないのは、潜んでいた転移が急に大きくなる
これはねかなり昔から知られているんですね、一番その医学論文で古くに報告されたのは1950年だったと思いますけど、アメリカの世界一の病院と言われているマサチューセッツ総合病院があるんですけど、これはハーバード大学との関連病院ですよね。そこで大腸がんの手術をした、手術の時お腹を見たけど肝臓は綺麗だった。取り敢えず取って治ったと思ったら、その患者さん一週間で死んじゃった。解剖したら綺麗だったはずの肝臓が転移でびっしりになっていて、何倍にも腫れていたんですよね。さっきの萬田さんが話してくれた乳がん女性みたいにね、肝臓なんかもね。これなんかは手術をしたために転移が元気になっちゃったとしか考えられない。その外科医はね正直に書いています

でも皆さん手術したら転移が増殖が、転移がスピードが速くなるって知ってました?
知ってた人手をあげてください。それでもいるんだな、残りは知らなかった。

こういう肝心なことは、外科医は黙っているです、皆さんに。
でも仲間内では言うんですよ、 「手術したらガンが暴れちゃてね」 とか 「ガンが怒ってすぐ死んじゃった」 でも、一般の人には教えない。教えると手術を受ける人がいなくなっちゃう

で、それでやられたのがね、千代の富士関
すい臓がん、、人間ドックで小さいのが見つかって手術してすぐに社会生活に復帰した。
というところから見て、これ膵臓の一番手術し易い場所にあったんだと思うのですよね。
膵臓っていうのは細長い臓器で、昭和天皇が亡くなられたのも膵臓がんですけども、これは、十二指腸という膵臓の頭の方にあってできたわけですね、このところにできると手術は大変、手術死亡率は数%昔は30%ぐらいあったんですけどね、入院してから回復するまでにも時間がかかるし、膵臓の頭を取って、十二指腸を取って、胃の下の方を取ってね、それを繋ぎ合わせるってことをするから、直ぐに退院が出来ない。
でもおしりの方にあるとそこだけをちょっと取ればいい、そうするとまあ早ければ数日で退院できるかもしれないですけども、それで早期発見だおめでとうって退院したら、直ぐに再発してきて、一年で亡くなりましたね、転移のためにね。あんな頑丈な人が「辛いツライ」と言って相当大変だったみたいだけど、

だけどこれなんかね、ほっとけばそんなに暴れ出さないんですよ
その証拠が先ほど話をしてくれた萬田さんのお母さん、今日売っている本の中にも対談の中でも喋ったんですけども、お母さんは、もう十数年前に小さな膵臓ガンがあるって診断されて、だけど彼は手術させなかった。そしたら今でも元気に水泳をしている。そういう違いが出て来る。

もう一人手術で早く亡くなったのは、もう一人じゃない、坂東三津五郎さんもそうですけど、膵臓がんで千代の富士と同じ経過ですよね。

あとは川島なお美、これも手術したために、転移がワーッと出てしまった。
管内胆管癌、肝臓の中の胆管にできたガンですね。
で、肝臓の中にできるガンは二つあるんです。
一つか肝臓の細胞ガンというね肝細胞がんという名前になっているんですけど、これが、多数派なんです。
同じ肝臓の中に出るんでも胆管細胞それから発生するのは、少数なんですね、10%~15%ぐらいかな。
それに川島さんは当たっちゃったわけですけど、これも小さいときに見つかったんですね、2センチ未満のね。

それを放っておいてもね、彼女のガンが出来た場所、これは肝臓の左葉というところに出来たんです
肝臓と言うのは右と左に分かれるんですね。
右葉左葉というのですけどね、この「よう」っていうのは葉っぱと書くんですね。
肝臓と言うのは大きな臓器で、しかも機能的な余力、能力がすごく余っている臓器なですね、普通ガンがかなりの量を占めても、正常な肝臓が1割2割残っているとまだ生きていけるのです、そこまで死なない。
それから肝臓の左葉というのは、肝臓全体の約3割ぐらいですね。占めている部分は少ない。
肝臓の左葉が全てね、ガンに置き換わっても、まだ死なない。残り7割があるから、それなのに手術をしてから彼女は一年ちょっとでなくなってしまった。メスを入れたために転移が腹膜に広がったり肝臓の他のところに広がったり、それは元から潜んでいたものだと思いますよ
手術を切っ掛けに、ばたばたっと死ぬんですね。そういうガンを治療した場合の5年生存率というのは10%ぐらいですね。5年後です、一年以内が3、4割が亡くなってしまう。
川島さんはそのレールに乗ってしまったと。
手術をする外科医もひどいのですよ、手術はしましたと、さぁこれから一緒に見ていきましょうと言うんじゃなくて、次の外来の時に、あなたは家が遠いみたいだからね、他のところで見てもらったら、手のひら返しですよね。手術することにしか関心がない、早く死ぬことが分かっているからです、手術中の所見からね、厄介払いしたんです。
これが昭和大だったかな、日本で一番内視鏡による手術が上手だと言われているんですよね、まぁあんまり医者には期待してはいけない


渡辺淳一さんは、抗がん剤で死んだんですよね。これ男性でね、今急増しているガンが前立腺がんですね
前立腺ガンというのはね、実は心筋梗塞とか、事故とかほかの病気で死んだ人を解剖してみると、よぉーく見つかるガンなんです。60歳で50%、80歳になると90%ガンを持っている。ところがそんなにガンを持っていてもこれが死なないですね
昔、健康診断のない時代前立腺ガンは見つからなかった。1970年頃はね、なんかの原因で亡くなった男性の死因を見るとね、300人死ぬとね、そのうち一人が前立腺ガン、5割から9割の人が、成人ね持っている訳です。300人中150人がガンを持っていても、それで亡くなる人は一人なんです。
そっから言える結論は、
「放っておきゃいいじゃない、見つかっても」
だから見つかったガンは忘れなさいと言うのは、そこに理由がある


だけども今ね、血液検査をするとガンの手掛かりが得られる。それでPSA検診と言うのですけどね
前立腺から出る物質を引っかけて、その値が高いとガンの疑いがありますと言って、お尻に針を刺して、組織を取ってガンだと言うとね手術だ放射線だ抗がん剤だとなって行くのですね。
渡辺さんもさんもそうやって見つかって、そのガンを治療した。
手術を受けなかったのは上等だったのだけど、放射線治療を受けた。
放線治療を受けるとPSA値が一回下がるんですよね、下がるけどもね、また上がってくる人も多い。
上がってくると心配になって「先生何とかしてくださいー」っていうとホルモンをやりましょう男性ホルモンを止める薬をやりましょうとかね、下がるんですけど、また数年のうちに上がってくる。
そうすると、抗がん剤が出てきちゃう、抗がん剤が始まると、5年後の生存率は10%です。それでお二人ともやられてしまった、パターンは同じです。

健康診断を受けなかったらどうだったか?
お二人とも今でも元気で活躍していたはずです。これは保障できる。
前立腺ガンと言うのはさっきからお話ししているように、放っといても死なない。自然に持っていても99%死なないガンなんですね。こういうのをガンモドキというのです。おでんの中に入っているのじゃないですよ。
ガンと診断されるんですけど、顕微鏡で見るとガンなんで、だけどその性質は、ガンとは言えないわけ、人を殺さない、放っといても症状が出てこない。検査で見つかる前立腺ガンは皆これです。


ところが今兎に角、健康診断を受けろと冶自体からね、色んな案内状が来ますよね、無料クーポンがついていたりしてね、受けると異常がありますと言ってね、もうアリ地獄です、異常があるという蟻地獄。
その結果どうなっているかというと、日本人の前立腺がんの発見率が9倍になっている、この40年間で。年齢によって違うんですよ。一番多い年齢が65歳から69歳ぐらいかな、この辺は15倍くらい。
じゃ早期発見なんだから死ぬ数は減るだろう、思うでしょ?ところが統計を見てみると、死ぬ数はむしろ増えている。
これは放っといてもいいガンが手術で死んだり、抗がん剤で死んでる、治療死

だけど治療で死んでもね、国の統計には出てこないんですよ。渡辺純一さんも米長邦雄もそれから中村勘三郎も皆ガンで死んだことになっている。治療死という項目がないです


今男性の話をしましたけど、女性も同じ。女性のガンで増えているのは乳がんと子宮がん、子宮がんも全年齢で増えているんですけど、特に増えているのは、若い人ね。20歳代30歳代、10倍から30倍くらいになっている。これは初期のガンがそれだけ見つかっているってことになっている訳です。それで死ぬ数が減ったかというと昔よりむしろ増えている。20歳代の子宮頸がんで死ぬのが3倍になちゃってる。

それから乳がん
乳がんで手術を受ける人がいたらごめんなさい、だけど本当の事だから言わなきゃいけないんだけども、あのマンモグラフィ検診てあるでしょ、これは無意味有害外国ではそれはもうやめようと言う方向になっている。日本ではどんどん盛んにしようという方向になっている。方向性が全く逆なんでね
これも乳がんの発見数が全年齢で見ても4倍ほどになっている、この10年でね。
死ね数が減ったかというと、むしろ増えている。5割増しぐらいになっている。これなんかも抗がん剤で死ぬんですよね
乳がんは手術では死なないんですよね、体の外にあるから、だけど何かというとすぐに抗がん剤が出て来る。元女子プロレスラーの北斗さんもね、抗がん剤受けたでしょ、「辛いツライ」って言ってね、それ見ているとわぁ可哀想ってなるんだけども、本当にかわいそうなのはあれは受けなくていい抗がん剤だったの


去年世界で最も一流と言われているね、医学雑誌ニューイングランドジャーナルというのに、あーいう手術後のしかもハイリスクの患者さんを対象にした抗がん剤の比較試験の結果が載ったんです。
それはヨーロッパで行われたんですけど数千人を二つのグループに分けて、で、手術はしてるんですね、これはあんまり意味がないでけど実は、とりあえず抗がん剤の話をすると、手術後二つに分けて、片方は抗がん剤を何回かやって、片方はやらない、何年か様子を見て成績を出したら、再発率、遠隔転移率、生存率、両方とも同じそういう結果が出たんだけども、日本では、今も昔その前と同じように抗がん剤をやっているんですよね、抗がん剤を使わないと病院が潰れちゃうから、稼ぎが減るから、それ以外に理由はありません。


話していると、ヤキモキしている人もいるようなので、ちょっと時間が過ぎそうなんですが、今お話ししたようなことはですね、先週出た本、今日は持ってこれなかったんですが、こういう新書があるんですよね、文集新書タイトルは「健康診断は受けてはいけない」ここに赤い字で書いてあるのはね、中村勘三郎さんも川島直美さんも、・・・早く見つけるほど早く死にやすい。今述べてきたことようなことはこれに書いてありますから、是非読んでみてください。これ一冊で10年長生きできますよ

で、最後に申し上げたいのはね、もっと自分の体をね信じなさいってこと

実はね体の仕組みについては殆ど分かってないと言った方がいい。だけどもその時々の環境、外気の温度とか、あるいはどういう食事をしたかとね、人間関係のストレスとか、そういうものに応じて人間の体は調節をしているんでよね、一分一秒も休みなく、その調節した結果、つまりその人にとって最適な状態であるはずなんだけど、それがそれぞれの血圧の値であるとか、コレステロールの値とか、中性脂肪の値であるとかね、血糖値であるとかそういうもの、あんまり気にしすぎると病気ですよ

例えば血圧でもね、頭が痛いとか吐き気がするとかこういう症状が出てきたら上の値が250とかあるはずなんです。これは治療しなきゃダメなんだけども
ちょっと医者に行って測ったら160あります180ありますは無視すればいい
それを病気の様に考えてしまうから薬を飲まされる。それで調子が悪くなる。調子が悪くなるって言ったら、それで薬を止めてくれ~じゃなく、じゃこの薬を飲みなさい。また薬が増えるそういうことをやっているとだんだん雪だるま式に増えていく。それじゃ命がいくつあっても足りませんよ。

でぇ血圧の薬、今日この話にこだわっているのは、一番飲んでいる人が多いからこの話をするんだけど、血圧の薬を飲みだしたら止めちゃいけないと言うのは、これは嘘。都市伝説です。これも医者が作った伝説です。
僕の外来に来る人は皆止めているんだけど、皆調子が良くなった話ばかり、血圧の行方はね、血圧の薬をパタッとやめたらどうなるかというと、上がる人もある、だけども上がっても160とか180とか、もともと薬が不要なレベルに戻るだけ。変わらないっていう人もいる、下がったと言う人もいる。そういうことで薬をやめると良いことばっかり、これは健康の時に出た薬ね、検査で見つかった時に出た薬、雪だるま式に膨れ上がった薬は、全部辞められる。
ただ例外があって、睡眠薬とかね精神系の薬は止めにくい。それだけはちょっとよけといて、他のはいいけど、禁断症状が出るんですね、

そうして自分の体を信頼していく、そうすると楽ですよ
僕の家には体重計がない血圧計もない、自分の血圧は知らない。うちの奥さんも医者なんですけどやっぱり血圧は測らない。僕も彼女もこの40年間健康診断を受けたことがない。
そうすると実に毎日が清々しい。僕でも受けてね血圧が高いですとか血糖値がって言われたらたぶん気分悪いと思う。皆さんもなるべくそういう羽目に陥らないように、
まず飲んでいる薬を止めるように努力をする。この方法はここに書いてありますから。薬を止めたらなるべく医者に近づかない。近づかない期間が長いほど長生きすることを受けあいます
ご清聴ありがとうございました


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■なんの専門医かよく聞かれるけど、元は消化器内科で大腸内視鏡専門医だった。東洋医学は専門家にも教えているが学会は抜けた。精神科医に間違えられるが精神科医ではない。しかし私の専門分野は精神療法であり医原病と薬害治療だ。精神療法は私の映画でもみてもらいたいが、奇特なことしかしてない。
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