近藤誠/がん治療と健康診断のリスク
07 23, 2018

<画像は動画よりお借りしました。>
近藤誠/がん治療と健康診断のリスク
https://www.youtube.com/watch?v=GDYz5mBN9ec
2018/04/28 に公開
postmaster kondo-com
<動画からの文字お越しです、長~~い文章です。聞き誤りがあるかもしれません。興味がある~って方は、どうぞご視聴してくださいませ。聴いていると長くないが、文字にすると、超超長いです。>
こんばんは近藤です。皆さんようこそお越しくださいました。今回はいろんなテーマでお話ししますけど
まずは、ガンからです。
ガンに関してはご自身が乳がん体験者である方から質問が届いております。
手遅れの胃がんは早期発見すれば助かったのでしょうか?
これを掘り下げていくとガンに関するほとんどのテーマをカバーできるので、多少長くなりますけどもいちいち解説していきたいと思います。
まず答えるの内容は、親戚が胃がんで亡くなりました。
近藤先生の著書にある通り、本人に自覚症状がなく、70歳を過ぎていましたが、とても元気ではつらつとしていたのです。・・・による検診で、ガンを発見されてから手術と抗がん剤でみるみるやつれ一年しないうちに亡くなりました。
抗癌剤を始める前に、近藤先生の著書を渡しましたが、読んでくれませんでした。無念です。胃の腫瘍は1.5センチステージ1で胃の1/3を切除する予定でした。しかし術中にガンの胞子が飛んでいたとのことで、全摘となりました。
ここまで出てきた医学用語や胃がんの状態を説明をしときましょう。
尚この胃がんの男性を仮にBさんと言うことにしましょう。
Bさんの胃がんはステージ1、これは早期の胃がんです。
胃がんはステージ1~4まで・・・胃がんが発生するのは胃の粘膜からですが、粘膜にガンとどまっていれば、口から内視鏡を入れてそれで粘膜をはいて治すことが出来る。まあ、それが意味があるかは別問題ですけど、取り敢えずそういう方法が出来る。
で、ところが外科医は当初部分切除を企てました。
これはガンが粘膜にとどまっていなくて、粘膜の下に潜り込んでいるだろうと、そういう風に判断したからですね。
だからステージ1の中でも多少進行した状態になります。
で、Bさんの胃がんは大きさは1.5センチ小さいようですけれども、この中に癌細胞は30億詰まっている。お金ならいいんですけどね。
それでガンの胞子というのは、腹膜へ癌細胞が転移していることを意味しています。
手術中に、目とか手で触って確認したことから、大きさは最低1ミリから2ミリあるだろうと思います。
1ミリの胃がんといいますとさらに小さいようですけれども、この中にガン細胞は100万個詰まっています。
だから昨日今日に転移したモノではないわけですね。何年も前に転移している。
そして腹膜転移が確認されると、進行度はステージ1からいきなりステージ4になります。ステージ2とか3をすっ飛ばしちゃんですね、それだけまぁ転移があるとたちが悪いと判断するわけです。そしてステージ4だとあとでも述べますけど、手術をしても大体全滅なので、通常手術はしません。
手術中にステージ4とわかると、そこで手術を中止するのが普通です。
ところがこの病院はBさんの胃を全摘した。なぜ全摘に踏み切ったのかは、理由は不明ですけれどもど、推測はできます。
えぇ、全摘したかった。あるいはここで手術を中止すると、手術代を請求できない。そういうような理由があったんだと思います。
えぇガン治療には、医療機関の経済的利益を追求するというビジネスの側面があると。そういう視点でもって医療行為を眺めると、いろいろ腑に落ちることが沢山あります。
さてお便りに戻ります。
胃の全摘後食べられなくなり半年後で再発、ガンが腹膜に種をまいたように散らばっていると、抗がん剤治療を開始し、その5カ月後に亡くなりました。
それでここからが質問になります。
もし胃カメラ検査を一年早く受け1センチ未満でガンが発見されていたら、間に合ったのではないか。と遺族は苦しんでいますが、結果は同じだったのでしょうか?早期発見は意味がないのでしょうか?
というのが質問の内容です。
結論から言いますと、Bさんは胃がんを発見するのが何年前であっても結果は同じでした。早く見つけるほど早く亡くなっていた。ということになります。
理由をこれから説明致します。
まず腹膜炎の転移というのはとても早い時期に生じています。
Bさんの胃がんは、1.5センチ、その時1ミリか2ミリぐらいの転移があったと考えられる、で、これを、ま、大きさの比を10対1とすると、転移が生まれてからずーっと胃のガンと転移との大きさの比は10対1なんです。
で、そうするとBさんの場合胃がんが1ミリの大きさの時に転移は0.1ミリほどの大きさであった。その場合1ミリの胃のガンというのはどうやっても発見できません、発見不可能です。0.1ミリの腹膜転移というのは尚更発見できない、手術をしても見落とします。でも0.1ミリの転移には、癌細胞が1000個も詰まっている。
だからまぁ早期がんに限らないいですけど進行がんでも、ガンを取って胃袋を取って、手術中転移が見つからなかった。と言われても0.1ミリの腹膜転移を見逃していると、あとで再発してくる。これが手術は上手くいったけれども数年後に再発した、というような理由ですね。
さて胃がんに限らず肺ガン乳がん前立腺がんなど、あらゆるガンの転移は、転移が生じる場合ですけど、極めて早くに生じます。
どの部位のがんでも、転移する物はその初発病巣、それぞれの臓器のガンが1ミリ以下のときに転移しています。だからいくら検診をしても、いくら早期に発見しても、もう起きている転移は防止することはできません。
これに対して、転移してないガンがあります。
検診で早期に見つけたガンが転移していない場合、そのガンは転移能力がないと考えられる。
というのもガンの早期発見と言っても、見つかるガンは1センチから2センチぐらいの大きさはあります、最低でも。そうするとその腫瘍の中に癌細胞は、10億から100億ぐらい詰まっている。そこに至るまでに転移できなかったガンは、転移する力がない、転移する能力がないと考えられる。転移能力がないとすると、それをほっといてももう転移してこない。見やすい道理ですね。
で、こういうものを、ガンと言っても本当に意味でのがんではない、皆さんが考えるようなガンではない。
真実のガンではないと言う意味でガンモドキと名付けました。
ガンモドキもガンと診断されるんですよ、顕微鏡でみるとガンの顔つきをしている。顕微鏡で見るその診断と言うのは。人間でいえば人相の診断みたいなもんです。人間でも顔つきの悪い人いっぱいいますよね。だけど根は善良だったりする。一方で本当の悪人もいる。で、そういうそれらを両者を含めてたちの良いのも、たちの悪いのも含めてガンと診断している。
だからガンの中にはガンモドキがいっぱいあるんですね。そういうガンモドキというのはガンと診断されても、オデキやイボのようなもんです。だからガンモドキなのに発見されて手術されたり、抗がん剤を使われたりすると大損と言うことになります。
多少心苦しいですが、この中にガンと診断されて、再発転移がなくてよかったと、思っている方もいらっしゃると思いますけど、ま、一年ぐらいだとまだ分からないのですけど、5年10年たって再発がないとすると、それは殆どガンモドキですね。実は治療する必要がなかった、恐らくそういうことになります。
話をBさんに戻しましょう。
腹膜転移と言うのは必ず複数あります。
手術中に見つかった腹膜転移がたとえ一個であっても、それより小さな目に見えないような大きさの転移が他に千個万個と潜んでいます。しかもそれぞれが胃がんが発生してから間もなくその部位に転移してたはずです。
つまりBさんが仮に数年前に胃カメラ検査を受けて、小さな胃がんを見つけても、腹膜転移が数千か所以上にあったはずです。だからどんなに早く見つけても治らない。でもこのことは転移があれば必ず死ぬっていうことではありません。腹膜転移に限らないのですけども、転移があっても、それをそっとしておくと、体の抵抗力が働いて、転移がどんどん育つのを防いでいってくれるばあいが結構あるんですね。
ま、多少余談気味になりますけども、僕はこれまで肺転移が複数あって何年かするうちにそれが消えてしまった人3人ほど見ています。別に抗がん剤もしてないし、本人のいう所によれば、民間療法みたいのもやっていないと、そういうことでした。
話を戻すと、そういう腹膜転移があっても手術を受けなければ、何年も、場合によっては10年以上も、死なないで行くことが出来ます。
これに対して手術をすると、腹膜転移が暴れ出します。
腹部の手術では必ずメスで、腹膜を切り裂きます。すると傷ついた腹膜の内部に癌細胞が潜り込み、急速に数を増やします。これは、傷がつくとそこの正常組織を治すような物質が体から出るんですね。で、サイトカインと僕は言いますけども、それが正常細胞を分裂されて傷を修復しようとする、この修復物質が癌細胞に働きかけて、勢いよく分裂させるんです。
で、ガン検診を受けるほど早死にしやすくなると言うことは胃がんに限りません。肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、前立腺がん、それぞれ検診で発見されると、手術や抗がん剤によって寿命を縮めます。
今日、ガンの多くは元気な健康な人がガンの検査を受けることによって発見されます。
もし元気な人への、癌検査、つまり職場検査、市町村が行う検診、人間ドックなどを日本で一斉に止めたら、日本で発見されるガンの数は半分以下になるはず。つまりガン患者が半数になる。そしてガン治療によって死ぬ人が大幅に減るので、日本のガン死亡の総数も大幅に減るはずです。
もし元気な人への、癌検査、つまり職場検査、市町村が行う検診、人間ドックなどを日本で一斉に止めたら、日本で発見されるガンの数は半分以下になるはず。つまりガン患者が半数になる。そしてガン治療によって死ぬ人が大幅に減るので、日本のガン死亡の総数も大幅に減るはずです。
でも世間の人々は勘違いしています。手術後に早々と亡くなった人と、ガンは怖いわねと思ってしまう。
このお便りの方の中にあるように、遺族はもっと早く見つければ救命できたのではないかと、愚かなことですけども、それが日本における社会通念です。
しかし、Bさんは、早期がんを発見してなかったら、あと5年10年と生きられたことは確実です。
ガンが恐いのではないの、手術が恐いのです。そして手術のきっかけとなる検査が恐いです。
お便りには「無念だ」ともありました。
別の方もこんな感想を寄せています。
「先生の著籍は必ず拝読しています。特に知りたいことは御本で知りえたと思っています。タダ自分がガンになった際に、現状では放置することを家族に説き伏せる難しさを感じています。」
そうですね、実際僕のセカンドオピニオンの外来に来られる方々を見ると、家族内の意見の不一致がある、意見がばらばらであると言うことがよくあります。でも意見が一致している方々も多い、そういう場合は決まって全員が僕の本を読んでいます。
本を読まないで反対するケースでは、意見が一致することはまず望み薄です。
そういう事情を感じ取ってでしょう、「家族に反対されるな」と思った方は、自分がガンだと診断されたことを、家族に隠して相談に来たりします。
元気な時に検診で発見されたガンは、放っておいても何事もないことが殆どなので、家族に一生気づかれないことが、これまた殆どです。ですから黙っているのは賢い方法だと思います。ともかくガンと診断されたことを家族に教える義務はないです。
さて次は抗がん剤治療について検討していきましょう。
Bさんに行われた抗がん剤治療は、役に立ったんでしょうか?
結論から言うと胃がんに抗がん剤は効かないし、命を縮めます。Bさんが早く亡くなったのについては抗がん剤の毒性も影響していた思います。
この方のお便りにはとても参考になることが書かれています。
読み上げます。
ところで嬉しいことがありました。私が14年前に乳がんを発症したときに、東大病院出身の元大学教授の主治医は、近藤先生のお考えを否定されていましたが、最近の診察でその主治医は、「抗癌剤は受けたくなければ受けなくても良いと、患者さんが決めればよいと、抗がん剤は効かない寿命を縮めるよ」とおっしゃいました。それで、びっくりしました。
近藤先生のおかげで抗がん剤治療の恐ろしさを早くから気づくことが出来、一生抗がん剤治療を受けないと決心できましたことに本当に感謝しております。と。
で、実は乳がんは、胃がん大腸がん、肺ガン等数あるガンの中で、抗がん剤が最も良く効くガンであるとされていました。その乳がんでも結局抗がん剤で命を縮めるのです。
尚、抗がん剤については、僕(近藤誠氏)のセカンドオピニオン外来のホームページで、解説しています。
重要医療レポートというコーナーがあります。そこで抗がん剤他、ガンでリンパ切除をする無意味さや、高血圧の治療等色々なテーマを解説しているので参考になると思います。
話を戻すと、
この元教授の方は、なかなか率直で好感が持てます。
しかし疑問もあります。
「抗がん剤は効かない寿命を縮める」と言いながら、なぜ受けるかどうかは患者さんが決めればよいと言うのでしょうか?
患者さんが希望すれば抗がん剤治療をするのでしょうか?
抗癌剤は毒薬ですから、抗がん剤は効かず寿命を縮めると悟った医者は、自分の方から受け持った患者さんに「抗癌剤はやめなさい」と言わなければならないはずです、それが医者の倫理でしょう。
それなのに、元大学教授の様に、曖昧な言い方になるのは、なぜなのか?
これが一番の疑問ですね。
その理由はめいめいで考えて頂きたいのですが、おそらくガン治療がビジネス化している事と関係がありそうです。外来には下のドクターがついていたり、ナースが横にいたりする、その前で、患者さんに抗がん剤は止めなさい、と次々に言いていくと、病院がその医者を首にするかもしれない。そういう背景があるんですね。
さて以上でガンについては一段落です。
Bさんに行われた抗がん剤治療は、役に立ったんでしょうか?
結論から言うと胃がんに抗がん剤は効かないし、命を縮めます。Bさんが早く亡くなったのについては抗がん剤の毒性も影響していた思います。
この方のお便りにはとても参考になることが書かれています。
読み上げます。
ところで嬉しいことがありました。私が14年前に乳がんを発症したときに、東大病院出身の元大学教授の主治医は、近藤先生のお考えを否定されていましたが、最近の診察でその主治医は、「抗癌剤は受けたくなければ受けなくても良いと、患者さんが決めればよいと、抗がん剤は効かない寿命を縮めるよ」とおっしゃいました。それで、びっくりしました。
近藤先生のおかげで抗がん剤治療の恐ろしさを早くから気づくことが出来、一生抗がん剤治療を受けないと決心できましたことに本当に感謝しております。と。
で、実は乳がんは、胃がん大腸がん、肺ガン等数あるガンの中で、抗がん剤が最も良く効くガンであるとされていました。その乳がんでも結局抗がん剤で命を縮めるのです。
尚、抗がん剤については、僕(近藤誠氏)のセカンドオピニオン外来のホームページで、解説しています。
重要医療レポートというコーナーがあります。そこで抗がん剤他、ガンでリンパ切除をする無意味さや、高血圧の治療等色々なテーマを解説しているので参考になると思います。
話を戻すと、
この元教授の方は、なかなか率直で好感が持てます。
しかし疑問もあります。
「抗がん剤は効かない寿命を縮める」と言いながら、なぜ受けるかどうかは患者さんが決めればよいと言うのでしょうか?
患者さんが希望すれば抗がん剤治療をするのでしょうか?
抗癌剤は毒薬ですから、抗がん剤は効かず寿命を縮めると悟った医者は、自分の方から受け持った患者さんに「抗癌剤はやめなさい」と言わなければならないはずです、それが医者の倫理でしょう。
それなのに、元大学教授の様に、曖昧な言い方になるのは、なぜなのか?
これが一番の疑問ですね。
その理由はめいめいで考えて頂きたいのですが、おそらくガン治療がビジネス化している事と関係がありそうです。外来には下のドクターがついていたり、ナースが横にいたりする、その前で、患者さんに抗がん剤は止めなさい、と次々に言いていくと、病院がその医者を首にするかもしれない。そういう背景があるんですね。
さて以上でガンについては一段落です。
テーマを変えます。
皆さんがどうしたら健康でいられるか、どうしたら長生きできるのかを考えてみましょう。
その点、薬や医者に頼らないようにしようと、考える人も多くなって来たようです。でもその代りビタミンであるとかプル・・・とかサプリ、漢方、水素水、野菜ジュースなど様々な物質に頼ります。
こういう物質を取ってらっしゃる方にはちょっと申し訳ないのですけども、
これら種々の物質には、より健康になるとか寿命が延びるという、医学的なデータは一切ありません、皆無です。それどころかある種にビタミンは多量にとると、中毒になったりガンが発生しやすくなったり、そういうことが分かっています。そういう無益、場合によっては有害であるのに料金が高い。
厳しいことを言うようですけども、サプリ等にお金を払ったら詐欺にあったのと同じです。テレビを見るともうそういう宣伝でいっぱいですよね。あれは詐欺ビジネスにマスコミが手を貸しているってことなんですね。
ガンの光免疫療法というのが注目を浴びています。
で、これについて質問があったんですけども、あまり長くなるとほかの質問が触れられないので、
短く言うと、これあんまり期待できません。
いくつか理由があるんですけど、一つだけ言うと、これは赤外線を使っているんですね。
赤外線て大体表面で吸収されちゃうん、だから外からかけても体の中には届かない。
で、体の表面にあるガンなら2センチぐらいまでの深さならね届く、それは何とかなるけど、体の表面で2センチあると大体手術して取っちゃう、だから光免疫療法は出番はない。体の中にある、まぁ免疫療法と言ってもね、皆さん大体転移があったときと思いますよね、効果あるかどうか別にしてね。
だけれども体の全身に散らばったガンに転移に光を届けさせる方法がない。
体の中に一か所あるだけのガンを、それだけであればやっつけることが出来るかもしれない。でも一か所だけあるガンだったら内視鏡治療かなんかで取っちゃえばいいの話で、意味があるかどうかは別にしてね。そういう風になりやすい、要するに結局出番がないってことですね。
報告された限りでは、ネズミの実験なんかでは効いているんだけど、それを人間に応用するときに問題があると言うことですね。えぇその、まだ実験段階で、日本人研究者が一生懸命やっているからあんまり言いたくないんですけどね、人の足を引っ張ることは・・・
さて血糖値に関する質問があります。
食後の血糖値が高いせいか、薬も飲んでもいないのに、食後に低血糖で不快になります、で気分が悪くなります。薬を使わない血糖値のコントロール法を教えてください。
これは物を食べた後に血糖値が下がると言うのは、食べ過ぎなんですね。
ちょっと理屈を説明するとね。
あの、まず食べると糖分に反応して糖分が吸収されて、血中の血糖値が高くなる。
高くなるだけだったら何も気分が悪くならないのです。だけど体が反応して、その血糖値を下げるためにインシュリンが出るんです。インシュリンがワーッとでるから血糖値が下がりすぎる。血糖値が下がると今度は体がねまた反応して血糖値を上げるホルモンを、副腎皮質ホルモンだとかグルカゴンだとかいろんな血糖値をあげるホルモン、ホルモン多いんですよね、これがいろいろでるから副作用で気分が悪くなったりする。
まず血糖値がばーっと上がらないようにする。食事を工夫すると言うことが大事ですね。
血糖値が上がりやすい食物というのは当然糖分が入っているものですけども、糖分というのは炭水化物も一つですけど、同じ炭水化物の中にある食物繊維というのはね、これは吸収を遅らすんですね、糖分の。
だからサラダなんかを先に食べる、食事の場合ね。でまぁお年を召しているとちょっと難しいかもしれないけども、サラダに油をたっぷりかける、ドレッシングとかね、オリーブオイルとかその油が吸収を遅らせるんですね。
それを先に食べてその後に肉とかね、肉なんかはね糖分の吸収とか殆どないですからね、タンパク質を先に食べておくと、同じ量の糖分を取っても血糖値の上りは遅れます。そうすると共に糖分の摂取量をねある程度減らす。これは自分の体と相談して減らせばいいのですけどね。
あと何度も食事を作るのが難しいかもしれないけど、食事を小分けにすると言うのも大事ですね。一日3食でそれでも低血糖が出るんなら5食にするとかね、そんなことで調節してください。で、こういう話はやせ形の高血糖の人にも通用するんですね、そういうやり方と言うのはね。痩せていると同じ量の糖分を取っても血糖値は上がりやすい。
さっき言ったみたいな、誰でもインシュリンがワーッと出て低血糖になる訳じゃないから、やはり高血糖という状態だけになるんで、そういう高血糖を気にするのであればね、さっきお話しした様な食事の工夫をすると、で、糖質制限食を摂ればね、当然血糖値が下がるんですが、これも激しくすると寿命を縮めますから、ほどほどにしないと。
日本人の場合糖質食事全カロリーの60%と言われるけど、ちょっと多すぎるだろうね。40、50%ぐらいが良いんじゃないかなと思いますけどね。
で、取り敢えず質問があったので答えたんですけども、
血糖値とか糖尿病に関してはね、元気な人が、血糖値を測る意味がないですよ。血糖値を測って少し高いと言われて医者に薬を飲まされたりすると寿命が縮みます。インシュリンなんか使うともっとすごい。
低血糖になってねそれで本当に死ジャンですね。
夜中に冷たくなってなくなるというのが良くあるんですが、えぇその元気な人に見つかった糖尿病を治療する研究っていうのは、いくらでもあるんですよね。ちょっと場合を分けて考えてくださいね。
例えばね、本格的な糖尿と言うのはね、その尿に糖が出て、それでその糖分が水を引っ張るから、尿量がものすごく多い、尿量が増えると喉が渇く、だからものすごく水分をいっぱい取る。それで体重が減っていく。こうなるとね治療しないと、亡くなるのは早いです、それは必要がある。
だけどそうい言う症状がない人が、血糖値が高いのを見つけて医者に糖尿病と言われてしっかり治療に励むと、早く死ぬ。
これまでの研究結果でね、そういった元気な人の糖尿病をしっかり治療して、寿命が延びたと言うデータは一つもありません。
しっかり治療すると早死にする人が増えるというデータはいくらでもあります。
だから血糖値もあんまり気にしない方がいいんですよね。測らないのが一番良い。
えー、そろそろまとめになりますけど、医療現場将来どうなっていくのでしょうか?
結論から言うと医療のビジネス化は一層促進されます。
なぜならば現在医師の数は年間4000人ずつ増えている。引退する人もいるけども、新しく医者になる人がそれ以上に多いから、4000人順道しています。その一方日本の人口は減っていく、そうするとどうなるか、今までと同じことをやっていると、医者たちはだんだん貧しくなる。ね、だから患者さんの1人あたりの売り上げを増やすことにますます熱中するはずです。したがって医者が薬を沢山処方する現状も続くはずです。ますますひどくなるはず。
この解決策は当面ありません。日本が破綻したらね、解決するかもしれない。変な話だけど日本の経済がね、不振になって医療が破綻すると、逆に皆さんが健康になって長生きするかもしれない、逆説があるんですね。
ご清聴ありがとうございます。
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